今回は今現在僕がこちらで経験していることの中から話をしたいと思います。
こちらでサッカーチームの監督をしているとマラソンを走っている様な気持ちになります。
その理由を今から説明したいと思います。

写真1:今年岡崎が監督を務めるチーム
最初に僕を含めこちらのサッカー指導者が行っている業務をざっと書き上げてみました。
1)選手のスカウト(一年間一緒に戦うメンバーの選定)
2)その年のチームのプレースタイルの構築
3)毎週の対戦相手に合わせた自チームのプレースタイルの微調整
4)その週でどういった要素をトレーニングするか
5)トレーニングメニューの構築・実行
6)試合時のモチベーションの調整(どう戦場に向かわせるか)
7)試合中の試合構造の分析
8)試合中の交代の判断
9)選手個人との信頼関係の構築
※これらに加えプロリーグの監督になると新たに以下2つ業務が加わるといわれています。
10)クラブとの経営陣とのコミュニケーション
11)マスコミとのコミュニケーション |
僕の場合は16チーム間でホーム&アウェーのリーグ戦を行っているので、上記の3)〜9)の作業を9ヶ月間毎週行います。

写真2:今年岡崎が監督を務めるチームの所属するリーグの試合
この一連の作業には沢山のエネルギーが必要です。
そして待ちに待った週末の試合では思うような結果が出るとは限りませんよね。
劇的な結末で勝ち点3を得ることもあれば、惨敗してしまったり、思わぬアクシデントに遭遇したりして勝ち点を得られずに終わることも頻繁にあります。
そんな日は落ち込んで帰宅するものです。

写真3:今年岡崎が監督を務めるチームの所属するリーグの試合
しかし、サッカー監督がマラソンランナーの様だと思う所以は、翌日にはまた切り替えて新たに3)〜9)の作業に臨まなければいけないというところです。
そのように毎週試合を行っていく内に、徐々に勝ち点が積み上がっていき、先頭集団、中位グループ、下位グループといった複数のグループに少しずつ少しずつ別れていきます。
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