大会2日目
予選最終ラウンド、本戦1回戦が行われた。

〈予選〉
●華谷vs西郷(里)
華谷は昨年の大会で予選から出場し、本選でベスト4まで進出しました。今年も予選からの出場。実力差を示して今年も本選出場を果たした。第1セットを6-1、第2セットを3-0とリードの状況で雨のため中断。再開するもそのまま押し切り6-1で取り本選出場を果たした。

●井上vs SHIN
井上は昨年本選出場でした。今回は予選からの出場。SHINのサウスポーの強打を防ぎ相手のミスを誘い第1セットを6-2で取る。第2セットに入りすぐに雨で中断。5-2とリードするが2ゲームを取られ5-4とされたがSHINの強打はミスとなり、6-4で取り本選に進出。

●瀬間vs細沼
瀬間は本選出場の常連でしたが、ランキングを隠していて予選からとなる。
細沼は1回戦でフルセットの末勝ち、実力者の瀬間と対戦となり、0-3とリードされたが序盤に挽回し5-4と逆転。ここで小雨のため少し中断。試合再開後、瀬間が盛り返し5-5、6-5とリードするもまたも雨で2度目の中断となりました。6-6とタイブレークとなりラリー応酬でしたが、瀬間がダブルフォルトして細沼が第1セットを7-6(6)で取る。
第2セットは細沼が3-0でリードするも瀬間が追い付き3-3、5-4で細沼がマッチポイントを取る。しかし、フォアハンドがネットに当たりアウトになり、結局5-5、7-5で瀬間が取りセットオールとなる。ファイナルセットは10ポイントタイブレークで瀬間が5-0でリード、細沼もそこから挽回し5-5となるも、そこからミスを連発し10-5で瀬間が勝利し本戦入りとなった。

●小関vs力石
小関は昨年予選を勝ち上がり本戦出場。今年も予選からの出場となりました。
力石は前週行われた国内大会の毎日テニストーナメントで準優勝をしております。昨日はサードシードの輿石をフルセットで勝ちました。
力石は昨年までは中ロブで返球することが多かったがフォア、バックハンド共に強打する回数が増えて成績を残しています。
第1セットは力石が5-2とリードするも小関が5-5と追いつきましたが、力石が調子を上げて7-5で第1セットを取る。ここで雨のため中断。第2セットも小関のフォワの強打を中ログで返球しミスを誘い6-4で取り初の本戦入りを果たした。

●森崎vs HSIEH
第1セットは森崎のミスが続き、2-6で取られる。第2セットからは慌てずにプレーをすることにより、ミスが少なくなり6-2で取り、ファイナルセットも10-3と簡単に押し切って勝利した。

●森田vs細木
森田は復帰2試合目でしたが1戦目よりリズムが良くなっているのを感じた。
第1セットは5-2とリードするも5-5となったが、ここから集中力を高めたのか7-5で取る。
第2セットは終始ペースを変えず、リズムよくプレーをしミスが無くなり完勝。本戦入りとなった。
本戦での活躍を期待したい。

〈本戦〉
●鮎川vs川村
川村はワイルドカードでの出場。
第1セットはリズムに乗れず6-1で失う。
鮎川は第2セット5-3とリードしたところでマッチポイントを取るが、エアーKもどきのショットでミスをしてから調子を落とし6-5とリードされる。昨年は予選から勝ち上がりベスト8に残った実力を発揮。6-6となりタイブレークとなった。
川村が4-2とリード。4-3となってから自分のサーブで2本ダブルフォルトをしたのが敗因であった。
鮎川は一本の大切さを痛感したことだろう。

 

関東テニス協会 常務理事 森 清吉