大会3日目。
シングルス、ダブルスの本戦1回戦が行われた。

●田中vs林
(20日)第1セットは田中の安定したグランドストロークで6-1で取る。第2セットは林の配球を読み切って6-3で取りファイナルセットに入る。降雨のため中断し、翌日21日に延期となる。
(21日)再開したファイナルセットは林が昨日の第2セット同様に辛抱強く返球したことで、田中ミスを重ねて結局、2日間にわたった試合は林が1-6、6-3、6-2で勝ち2回戦に進出した。

●大前vs松田
第5シードの大前は昨年はダブルスで3連覇を果たしたが、今年はシングルスに全力を注ぐためダブルスのエントリーはしていない。
大前は力強いショットで学生のマツダを圧倒し6-2、6-3で完勝した。

●細木vs佐藤(久)
佐藤はワイルドカードで4年連続の出場をし、予選上がりの細木と対戦。
第1セットは相手のミスに助けられ6-3で取る。
第2セットからは本来の切れの良いショットを打ち、昨年までとは違い凡ミスが少なくなり、5-1とリードし5-3まで追い上げられたが落ち着いたプレーでサービスをキープし6-3で取り、初めて1回戦に勝利した

●小堀vs高畑
第1シードの小堀は昨年は第2シードにて出場したが、ベスト4で昨年優勝した中国のワンに負けている。今年、是が非でも優勝しランキングを上げてグランドスラム大会に出場したいところです。予選上がりの高畑に対し危なげなく6-2、6-1で完勝した。

阿部vs井上(雅)
ワイルドカードの阿部(筑波大学)は予選上がりの井上をストロークで終始圧倒し2回戦へ。

●今西vs西郷(幸)
第3シードの今西は第1セットを6-4で取り、第2セット4-3とリードしたが右足の故障の影響か序盤動きが悪く、ミスが多くなり西郷が6-4で取りファイナルセットに入る。
一進一退のプレーが続いたが最後まで動きが動きが良かった西郷が4-6、6-4、6-3で勝った。
今西はまだ右足が完治していないのか痛かった。

森崎vs本玉
本玉は予選上がりの森崎を圧倒し6-1、6-2で下し昨年に引き続き2回戦に進出した。

●美濃越vs岡村
美濃越は3-0とリードするも岡村が追い付き5-5になる。6-5と美濃越がリードしセットポイントを握るがダブルフォール。タイブレークは岡村の強打が決まり7-6で取る。
第2セットもお互いにゲームの取り合いとなったが6-3で取る。
岡村の積極的な攻撃が美濃越の攻撃より若干勝ったのが、勝利につながった一戦でした。美濃越の敗因は第1セットのセットポイントのダブルフォルトだった。

坂詰vs荒川
(20日)3-0と荒川がリードしたところで降雨のため中断。
(21日)3-0のリードを生かした荒川が、6-0で取る。第2セットも荒川の勢いは続き6-2で取る完勝でした。

●牛島vs華谷
華谷は牛島の攻撃を交わし6-1で取る。第2セットはタイブレークになり牛島が6-4でセットポイントを握るも取れず華谷の勝利となった。
華谷の1本でも相手より返球する粘りのプレーが相手の焦りを誘った一戦でした。

●KINARD vs加治
第8シードの加治はKINARDの強烈なフォアハンドに苦しめられたが要所のポイントを取り、6-4、6-4の辛勝であった。

●PLIPUECH vs力石
力石は第30回大会(2016年)で優勝したPLIPUECHとでしたが0-6、2-6の完敗でした。
力石は予選と本戦とのレベルの違いを感じたことでしょう。この経験を生かし上位を目指してもらいたい。

●瀬間vsLUANGNAM
瀬間は今日で3試合目でしたが7シードのLUANGNAMとの長いラリー戦を辛抱強く打ち返したことが勝因でした。

●ZHAOvs尾崎
第2シードの尾崎はZHAOの正確なショットで粘られ見せ所もなく完敗した。

●森田vs佐藤(南)
森田、佐藤共に両手打ちの対決でしたが森田は復帰3試合目、3-4のところで右足の故障で棄権となった。
練習がかなり積んでいたそうだが、本当の試合は練習とではかなり使う筋肉の負担が違いまだ完全には仕上がっていなかったのだろう。

 

関東テニス協会 常務理事 森 清吉