決勝戦

加治 vs  大前   3-6、7-6(5)、6-3

第1セットは加治の完璧なプレーで圧倒し6-3と取る。
第2セット 3-1とリードまでは加治のペースでしたが、5ゲーム目のサーブをブレークさせてから流れが大前に徐々に傾いていた。
3-2の時に大前が右肩の故障でインジェアリータイムを取り、これも流れを変えた一因でしょう。
そこから大前がリードしたが、6-6のタイブレークとなる。加治はマッチポイント1本取れず、結局、大前が第2セットを取りファイナルセットへ。

ファイナルセットは2-0と大前がリードするも加治に追いつき2-2となる。

しかし、3-2の時に大前が熱中症で、またもインジュアリータイムを取り、流れが加治に傾いていたのが止まった。
ここから大前は上からのサーブが出来ず、アンダーサーブで試合を進めていた。

加治が落ち着いてプレーをすれば良かったが、相手(大前)の状態が悪く、全力プレーが出来ないと、自分も本来のプレーが出来なかったのが敗因でした。

試合ではこの様な事があるので、次に活かしてもらいたい。

勝者の大前の気力で、加治の精神面を圧倒していたことが勝利の要因でした。

全般的にこの大会を振り返ると、グランドストロークは上達していますが、ダブルフォルトが非常に多く感じました。

 

関東テニス協会 常務理事 森 清吉