本戦５日目
●大前 ｖｓ ＺＨＡＯ 6-0、6-3
大前は準々決勝で岡村を降し、調子が上がってきています。
一方のＺＨＡＯは全試合ストレート勝ちしていますが、内容はかなり接戦で勝ち上がってきています。
昨日の試合では、左のふくら脛にテーピングをしていました。
今日もテーピングをしていましたが、昨日よりも厳重なテーピングでした。
試合は、大前が普段の豪打ではなく、慎重にプレーしたのが良く、ボールの伸び、コントロールも抜群で第１セットを先取する。
第２セットの前半は少し力が入りミスが出たが3-1とリードする。ＺＨＡＯも追いつき3-3となった７ゲーム目で、大前が競り勝ち4-3とリードする。ここで大前が左太股でインジュアリータイムを取る。心配されてたが、８ゲーム目、ＺＨＡＯが力のないサービスで3本ダブルフォールをしたのが致命傷で、そのまま大前が押し切って決勝に進出しました。
●小堀 ｖｓ 加治 0-6、7-6（5）、6-2
第１シードの小堀 対 第８シードの加治の対戦。
第１セット小堀の正確なショットで加治を翻弄し、第１セットを取る。
このまま、第２セットを同じ状況でいくかと思われたが、加治がサービスをキープしてから、落ち着いてプレーをすることにより、ミスが少なくなり5-2とリードする。
しかし、ここから小堀が巻き返し、6-5とリードし、マッチポイントを握ると、取ることが出来ず6-6となる。タイブレークも3-0と加治がリードするも、連続5ポイントを小堀が取り、5-3とリードする。これで小堀が押し切って勝利するかと思われたが、加治が開き直ってすばらしいショットを連続し、タイブレークを7-5と取る。
ファイナルセットに入ってからは、小堀の状態が悪く（暑さのため熱中症か？）小堀の本来のプレーが出来ず、一本勝負のプレーとなりミスを連発した。
第２セットでピンチを凌いだ加治が勝利した。加治は初めての決勝進出です。
明日の決勝は同じ所属の島津製作所の大前の対戦となりました。どちらが勝っても初優勝となります。
●ダブルス決勝
梶谷・小関 ｖｓ 鮎川・瀬間 6-7（2）、6-1、〔10-7〕
第１セットは接戦の末、梶谷・小関組がタイブレークを取りました。
第２セットは実力のある鮎川・瀬間組が、第１セットの反省を生かし、第１サービスを入れ圧倒し6-1で取る。
ファイナルセットは10ポイントのタイブレークセットです。
終始、梶谷・小関組がリードをしていましたが、7-7から鮎川・瀬間組が慎重なプレーをし、ミスをせず、相手の反撃を抑えて初優勝を飾りました。
関東テニス協会 常務理事 森 清吉
