本日4日目

第4シードの大前綾希子(島津製作所)、第8シードの波形純理(伊予銀行)の唯一の日本選手の対決は、波形が大前の強打を封じて、64 61で勝ち準決勝に進出した。

第1セットは波形が早々とブレークして終始リードで進行。勝敗を分けたのは10ゲーム、5-5と追い付くも大前がフォワハンドをネットにかけてミスが響き64で波形が取った。
第2セットは大前が攻撃する強打を波形は緩急を付け上手い配球で翻弄した。勝利を得た一戦でした。

瀬間詠里花(橋本総業HD)はHSU(TPE)の対戦。
第1セット瀬間は好調に3-0でリードしたところでHSUがインジュリータイムを取ったのが影響したのか、ゲームポイント。ブレークポイントを再々取ることが出来ず、その後のゲームで相手のミスも少なくなり5-7で落とした。
第2セットに入ってからは、お互い1ゲームを争う展開となったが、最後は瀬間のミスが続き46で敗退した。
瀬間は、HSUが左利きのため相手のフォワハンドに集中してボールをあつめていたが、バックハンドにも配球し走らせていれば展開は変わったのではないでしょうか?今日は特にサービスが悪かったのが目に付きました。サービスが良くなれば勝利できたと思う一戦でした。

第1シードは澤柳璃子(ミキハウス) VS PLIPUECH(THA)は第1セットは澤柳が要所を締めて取る、本来の状態に戻ってきたかと思ったが、第2セット3-3から凡ミスが出て、3ゲームを連取されてセットボールとなる。澤柳は3日連続とフルセットの試合となった。

ファイナルセットは、リードするチャンスも大事なポイントを取ることが出来ず、タイブレークとなる接戦でした。
タイブレークに入ってからも相手に決められるのではなく、凡ミスが続き敗退した試合でした。以前見た時には、元気ある溌剌としたプレーをしていたが、今日は何か迷ってプレーしているように感じました。

井上雅(テニスラウンジ)は第5シードのMINNEN(BEL)の対戦。
MINNENは、昨日はナイターで遅くまで試合をしていました。井上はMINNENの強打をシャープなショットで反撃、第1セットは取られるも第2セットはタイブレークで取りファイナルセットに持ち込んだ。
ファイナルセットでは、MINNENの執拗な攻撃に耐えていた井上であったが、最後は力尽きて破れてしまった。もう少し第1サービスの確立が良くなれば、自分が思うような試合展開になれたと思いました。

関東テニス協会 常務理事 森 清吉