セキショウ国際女子オープンテニス
大会コラム

セキショウ国際女子オープンテニストーナメント2016 ⑩

準決勝

第1試合 ノーシードで勝ち上がってきたHSU(TPE) WTA456位 対 第5シードのMINNEN(BEL) WTA287位の対決でした。

MINNENのフォワハンドの強打に対して、守りの堅いHSUがどこまで攻撃に耐えて、反撃できるのかが勝敗の鍵でした。MINNENがスピードのある深い重いボールでコートを広く使い、HSUを走らせ、ミスをさせ、浅くなった時には確実に得点を重ね、第1第2セットを取り決勝に進出。HSUはMINNENの重いボールを良く返していたが、その返したボールの弾みが丁度MINNENの胸の高さになるために、高い打点から終始攻撃されてしまいました。もう少し変化をもたせた返球をする必要がありました。HSUは攻撃のチャンスに強打で決めようと思い、肩に力が入り、また体が開いて打ったためにヒッティングポイントがずれミスをしたのが負けた一因でした。

WTAランキングの差が出た一戦でもありました。

 

準決勝第2試合目

波形純理(伊予銀行)vs PLIPUECH(THA)第1セット 1-3と波形がリードされたところで降雨により中断し、場所を大洗のインドアコートに移動し再開した。お互いゲーム取り進んで行ったが、ゲーム差は縮まらず、3-6で取られる。

第2セットは4ゲーム目をブレークされて1-3、PLIPUECHがサービスをキープ1-4とリードとなる。波形もキープし2-4、7ゲーム目0-40からブレークし3-4、次のゲームもキープして4-4に追い付く。その後、お互いにキープを繰り返して6-6のタイブレークに入る。波形が終始リードして7-3でタイブレークを取り、セットオールとする。

ファイナルセットに入り、波形がキープし1-0、2ゲーム目4本のブレークポイントがあったが取れず1-1となる。このゲームを取っていれば流れは波形のペースになった3、4ゲーム共にキープし2-2、5ゲーム、7ゲームとブレークされて2-5となる。8ゲーム目マッチポイントを1本逃れるも2本目に力尽き敗退した。

全般的に見ると終始波形が攻撃をしていたがPLIPUECHのフットワークの良さを生かし、フォワはトップスピン、バックはスライスで何本でも返球したことが、波形のミスを誘っていた。波形は要所のポイントでフォワハンドのミスが出たことが敗因でした。

関東テニス協会 常務理事 森 清吉

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