大会2日目。

予選決勝が行われました。
日本選手では本線に勝ちあがったのは、藤原里華、上田らむ、吉富愛子の3名です。
この3選手共に日本人同士の対戦でした。
藤原vs西本は百戦錬磨の経験を生かし西本を下した。
上田vs井上は攻撃力に勝る上田が井上のバックハンドを攻撃し、ミスをさせ、ファイナルセットの末勝ち上がった。
吉冨vs宮本は吉冨の攻守のバランスが良く、宮本のサービスの弱点をつき、ストレート勝ちした。宮本は未だ16才と若く、フォワバンドストロークは良いが、バックハンドに攻撃された時に回転をかけすぎて浅くなることが多く、そこを吉冨に攻撃されていた。サービス力の強化とバックハンドの返球に一工夫が必要である。外国選手に負けた西郷はバックハンドのストレートを打った時にミスが多い。タメが無く、早く腰が開くのが原因でしょう。接戦した時のポイントを取る型を作ってもらいたい。
小関はフォアハンドの攻撃力は増したが、守備力の強化が必要でしょう。

明日から本戦に入ります。
日本選手は32人中20人が出場することになりました。
ワイルドカードで選ばれた4人の内3人が外国選手と対戦することになりました。
森崎(筑波大学)は予選上がりのKIM(KOR)、川村(翔洋学園高校)は第4シードのGATTO(ITA)、佐藤(つくばインターナショナルスクール)は美濃越。以上3人は地元選手です。
もう1人は本玉(S.ONE)は予選上がりのLUANGNAM(THA)との対戦となりました。
一番の期待は、昨年もワイルドカードで出場し、第1シードに第1セットを取り、惜敗した佐藤選手でしょう。
この1年間でどの様な成長をしているか楽しみです。
森崎、本玉 両選手も予選上がりで試合に慣れているので注意が必要です。

関東テニス協会 常務理事 森 清吉