1.JANG(KOR) vs SUN(CHN)
 同タイプ選手の対決でした。第1セットはSUNのフォアハンドのショットが効果的に決まり6-2で取る。第2セットからはJANGが粘りを発揮し、終始ペースを変えず確実に返球、SUNのミスを誘い6-1で取る。ファイナルセットは接戦となるが、要所を締めたJANGが6-4で取り準決勝に進出。第1シードのJANGは1回戦で日本選手の岡田上にファイナルセットでマッチポイントを取られたが逆転しており、接戦になった時の粘りのある確実な守備が持ち味である。

2.PLIPUECH(THA) vs LERTCHEEWAKARN(THA)
 タイ国選手同士の対戦でした。第1セットは一進一退で進んでいたが、一度ずつブレークし5-5となる。PLIPUECHは簡単にキープし6-5とリード。LERTCHEEWAKARNは6-6になるゲームポイントをダブルフォールトしたのが痛く、7-5で取られる。第2セット中盤でLERTCHEEWAKARNはインジャリータイム(背中痛で)を取ったが、その後精彩を欠き6-3で取られる。石津に勝った歯切れの良いショットは見られなかった。

3.LEE(KOR) vs ZANG(HKG)
 LEEは2回戦で秋田の強打を封じた守りと攻撃のバランスが良く、今日もZANGの攻撃を素早い動きで返球を繰り返し、チャンスでは浅くなったボールを確実に決めて、3時間のマラソンマッチに決着をつけて勝ち準決勝に進んだ。

4.LEE(TPE) vs 久見
 唯一残っていた日本選手の久見は肩の故障で棄権となりました。

 明日の準決勝は外国人選手の対決となり、JANG(KOR) vs PLIPUECH(THA)と、LEE(KOR) vs LEE(TPE)となりました。横文字ではどちらもLEEですが、読み方はイー(KOR)とリー(TPE)です。
決勝戦に誰が進出するか?技量は甲乙付けがたいので、精神面が強く、粘り強い選手が勝つと思います。
ダブルスの決勝戦は日本の二宮が残っており第1シードでコンビネーションも良いので優勝すると思います。

関東テニス協会 常務理事 森 清吉