【ノッパワン(THA)VS石津】

第1セット。お互いキープし4-4。第9ゲーム石津ノーポイントでブレークされ4-5。ノッパワンもキープすれば第1セットを取れるところでしたが、石津同様ノーポイントでキープ出来ず5-5となる。石津30-30から2本ダブルフォルトをして5-6。ノッパワンもダブルフォルトを2本するも石津のミスに救われキープして7-5で取る。

第2セット。石津2ゲーム目をブレークし2-0とリードするも次のサービスをキープ出来ず、連取され2-2となる石津5ゲーム目をキープし、ノッパワンのサービスをブレーク4-2とリード。ここまで押し切るかと思ったが、第8ゲーム目3回のブレークポイントを取れず、その後のサービスをブレークされ4-5とリードされる。これで終わりかと思ったところ、ノッパワンがミスを重ね5-5となり、お互いにキープして6-6のタイブレークとなる。タイブレークは終始石津がリードし第2セットを取り1-1のタイとなる。

ファイナルセットは4ゲーム目までお互いにキープし2-2。5ゲーム目からは石津のミスが多く、4ゲームを連取され2-6で負けた。石津の敗因は強打での打ち急ぎのミス、ラリーで走らされた時のミスが多かったのが原因です。

全体的なポイントの取得数は第1セット石津36、ノッパワン39。第2セット石津45、ノッパワン38。ファイナルセット石津23、ノッパワン35。合計すると石津114、ノッパワン112で石津が上回っています。ファイナルセットのポイントの差が勝敗の分かれ目であった。お互いにダブルフォルトも10本ずつしており、内容がしまらない感じがした一戦でした。

【小関VS久見】

久見は堅い守りで小関の攻撃をかわし、ミスをさせ準々決勝に進出した。

【リー(TPE)VS田中】

田中は第2セットタイブレークの接戦となるが、もう一歩足らずに敗戦。堅実なプレーが出来るので、この1本を取れるショットを会得してもらいたい。

【イー(KOR)VS秋田】

秋田は果敢に攻撃するもイーの堅実な返球で、最後はミスをして敗退。もう少し緩急をつけて攻めれば良かったと思います。単調になりすぎでした。

【プリプーチ(THA)VS千村】

千村 フォワハンドは攻撃できたが、バックハンドを攻められ敗退。これから上位進出するためにはバックハンドの強化が必要である。

関東テニス協会 常務理事 森 清吉