ワイルドカードとは、主催者推薦枠のことです。
通常、各大会への出場はランキング上位者から順に権利が与えられるため必要なランキングに達していなければ出場することができません。
つまり、経験の少ない若手選手や高校生などは本来、出場する機会がほとんど無い状態です。そのため、本大会ではそのような選手にも出場機会を提供し、プロ選手との試合を通して“経験”という財産を得てもらいたいと考え、地元ゆかりのプレーヤーを中心にワイルドカードを進呈しています。また、2011年～2016年は東日本大震災復興支援の一環として高校総体福島県予選優勝者にもワイルドカードを進呈しておりました
2018年は地元高校生や大学生などにワイルドカードを進呈しました。
〈2018年大会にワイルドカードとして出場した高校生 佐藤久真莉選手〉
佐藤選手の出場した感想
─セキショウオープンテニスは地元で開催されている国際大会でしたので幼稚園の頃から観戦に来ていました。伊達公子選手が出場していて一緒に写真を撮ったのを今でも覚えています。ワイルドカードをもらえることになり、小さいころから観戦に来ていた大会だったので嬉しかったのと同時にレベルの高い選手と対戦できることを楽しみに感じていました。
レベルの高い大会で試合を経験できたことはもちろん、期間中にワン・シユ選手(2018年セキショウオープンテニス優勝、「全米オープン」ジュニア女子シングルス優勝)と練習する機会もありました。スピードの違いをとても感じ刺激になりました。また、ジュニアの試合とは異なり、厳しい状況こそギアを上げ、1ポイント1ポイントに集中して試合に臨んでいることは勉強になりました。セキショウオープンテニスでより成長し、将来は世界一を目指します。
〈2018年大会にワイルドカードとして出場した大学生 森崎可南子選手〉
森崎選手の出場した感想
─出場前から北部公園で開催されていたことは知っていて、近くにプロがいるとワクワクしたことを覚えています。ワイルドカードで初めて出場できると決まった時はプロと同じ舞台に立てると思いすごくワクワクしていましたが、緊張でおかしくなりそうでした。実際に出場しセキショウオープンテニスはアットホームな雰囲気がすごく好きになりました。
初めてのプロとの試合ではフィジカルや技術、メンタルなどプロとの違いをとても感じました。 プロとの厳しい差を感じましたが反面、まだまだ自分にもやれることがたくさんあると前向きに捉えることができました。プレーヤーとして世界で活躍することはもちろん、一人の「人」として憧れられるようなプレーヤーになることが私の目標です。
世界へこれから羽ばたいていく選手達にぜひ注目ください。
これからも、ワイルドカードの提供を通じて、世界の舞台を夢見る若いプレーヤーたちを応援していきます。
