最終日。
女子シングルスの決勝はZHAO選手(CAN)対ZHANG選手となりました。
2015年当時は両選手共、ランキングは250位前後で、今回はZHAO選手(384位)、ZANG選手(478位)とランキングを下げていますが、かなりの実力の持ち主です。
両選手も今回はノーシードでしたが、1回戦でシード選手を破り調子を上げて決勝戦に進出しました。お互い決勝ということで堅くなり、本来のプレーが出来ませんでしたが、徐々に調子を上げ、熱戦となりました。
ZHAO選手のフォアハンド、ZHANG選手のバックハンドの対決でしたが、ZHAO選手が連戦の疲れから左足の大腿部にサポーターをしていました。厳しいラリーの応酬になった時に、若干早くZHAO選手がミスをしていたのが敗因だったと思います。
7-5、7-6(4)の末にZHANG選手が勝ち、初優勝を果たしました。

総評としては、筑波会場に移って13年目。雨が降らずに、大洗のインドアコートに移動しなかった事で、多くのテニス愛好者に観戦していただけたのが良かったです。
3時間、4時間も戦った試合もかなり有り、満足できる大会だったと思います。

反省点としては、ワイルドカードで選ばれた選手の内容が今一歩でした。
ランキングが無かったり、低くて、本戦出場ができないので、負けるのは仕方ありませんが、
この経験を生かし、来年の大会に向けて精進し活躍するのを期待します。

 

関東テニス協会 常務理事 森 清吉