シングルス準決勝。
ZHAO(CAN)vs田中
1回戦で第1シードの清水を破ったZHAO、2回戦で第4シードのGATTO(ITA)を破った田中との対決でした。田中はZHAOの攻撃を緩急つけて対抗したが、総合力で優るZHAOがストローク戦を制し、6-1、6-1で決勝進出した。

ZHANG(HKG)vs今西
ZHANGは1回戦で第3シードの桑田。2回戦藤原、準々決勝では第8シードの瀬間と、3人の日本選手に勝ち、、昨日はファイナルセットで0-3からの逆転勝ちで勝ち上がってきました。
一方の今西は今大会第2シードで、1回戦岡村、2回戦美濃越は4時間、準々決勝はダブルスのパートナー大前と3時間の試合をして準決勝進出。
今西は2日間とも高温の中で7時間におよぶ試合。体調を心配したが、案の定右足の大腿部にテーピングをしての試合となりました。
今までの軽快なフットワークが見られず、ミスショットを連発し、ゲームを取ろうとする気迫は感じられたが、本来のプレーには程遠い試合でした。
本人もさぞかし悔やんでいることでしょう。
ケガを治し、次回の大会での活躍を期待しています。

ダブルス決勝
BAINS(AUS)・HSU(TPE)vs今西・大前
第2シードの今西・大前組は、大前は前年の大会でもダブルスで外国人選手のLU(CHN)で優勝。今年も香港(25,000ドル)、慶應チャレンジャー(25,000ドル)で優勝。
今西はアメリカ(25,000ドル)大会とそれぞれ優勝しています。
シングルスで敗退し、ケガが心配されたが元気に出場してきました。
今西・大前はジョニアの時から戦ってきた良きライバルで、今回初めて組みました。
第1セットは3オールから相手のサーブをブレーク。4-3とリードし、6-4とセットを取る。第2セットに入り、早めにブレークするもブレークバックされ、相手のミスに乗じて第2セットも6-4で取り優勝した。

日本選手ペアの優勝は2010年の第24回大会の飯島久美子・米村明子組以来の優勝でした。

関東テニス協会 常務理事 森 清吉