本戦 第3日目

瀬間vsHSU(TPE)
昨年準々決勝で負けている瀬間がどの様に戦うのか?お互いに持ち味を生かした攻防で、サーブをキープし4-4のシーソーゲーム。瀬間は9ゲーム目をネットプレーを生かし、ブレークして5-4とリードする。10ゲーム目はブレークポイントを握られるも逃れ、セットポイントを握るが取れない。何度もデュースを繰り返したが、サービスをキープ出来ず5-5となる。瀬間はここでも積極的に攻撃をしかけ6-5リード。
セットポイント、ブレークポイントのサービスもキープし、7-5で第1セットを取る。
第2セットは終始リードを続け、6-2で取り、昨年の雪辱を果たした。

美濃越vs今西
好調の美濃越と第1シード今西はプレーが良く似ているが、美濃越も方がフォアハンドの攻め方を得意としています。同年齢の25才、ジュニア時代からの好敵手。
第1セットは今西が美濃越の攻撃を上手に返球しミスを誘い6-3で取る。第2セットに入り、美濃越が無理な攻め方をせず、チャンスボールを待ち、確実に決めて4-1とリード。ここで今西がインジュリータイムを取って再開したが、美濃越が押し切り6-1を取りセットオールとなる。ファイナルセットに入り、今西の状態が心配でしたが、問題無くプレーを続ける。お互い持ち味を生かしながらゲームが進み、今西が4-3とリード。8ゲーム目に今西の打ったボールを見送ればアウトのボールをバックハンドで攻撃を繰り返し、今西にミスをさせて2ゲームを連取6-6となる。タイブレークでは1本目美濃越が取り1-0、美濃越がサービスをキープすれば有利になるところでしたが、ダブルフォールトで1-1となる。3ポイント目に今西が打ったボールを美濃越はアウトと勘違いし返球せずに失点。その2ポイントが響き、今西がリードを広げて7-2で取り勝利しました。9時30分から開始し、13時26分に終了した大接戦の試合でした。

LUANGNAM(THA)vs小堀
第1セットは小堀が安定した配球で相手のミスに乗じて6-3で取る。
第2セットは2-0とリードされるも3-2と逆転。その後は交互にゲームを取り、6-6となりタイブレークとなる。2-0とリードするも追いつかれ、6-4とセットポイントを取られたが、2ポイントを取り6-6となる。流れは小堀と思われたがフォアハンドのストロークを2本続けてアウトし、第2セットは取られる。ファイナルセットはLUANGNAMが果敢に攻撃に転じ3-0とリードする。第4ゲーム目を取られれば勝利が相手に傾くところ。小堀はここで踏ん張り、持ち前の粘りを発揮し、ゲームを取り1-3とする。5ゲーム目からは相手の攻撃が単調になりミスが早くなり5ゲームを連取0-3から6ゲーム連取で逆転勝ちでした。途中では小堀は体力が消耗して、これまでかと思っていたが、最後までゲームを捨てないしぶとさに感服した一戦でした。

大前vs奥野
第1セット奥野は4-2とリードするも、大前がここから反撃し4ゲームを連取、6-4で取る。第2セットは4-0とリードするが、最後は押し切られ6-3で大前の勝利。

森崎・米原組(筑波大)vsDUNNE・ZHAO組
森崎・米原組は昨日からの好調を維持。第3シードの外国組をストレートで下し、準決勝に進んだ。

関東テニス協会 常務理事 森 清吉