第29回セキショウ国際女子オープンテニストーナメントがいよいよ始まります。

 この大会はシングルス本戦32人、予選32人が出場します。本戦ストレートインは24人(ワイルドカード4人を含む)、ワイルドカードは主催者推薦で出場できます。予選もランキング上位者26人と、ワイルドカード6人で本戦を目指して8人が勝ち上がり、本戦出場ができます。

 今年は、現在のところ本戦出場の日本選手13人(ワイルドカード4人を含む)、外国選手11人と予選からの8人で優勝を競います。

 この大会の主旨は、日本選手が外国選手と戦い、腕を磨きWTAポイントを取り、世界に羽ばたく登竜門の大会です。このセキショウの大会に出場し、世界で活躍したプレーヤーは、伊達、杉山選手他、多数います。外国選手ではストーサー、リナ選手はグラドスラム大会のシングルスで優勝しています。日本選手ではダブルスで杉山選手が優勝していますが、まだシングルスではいません。選手の皆さんには、この大会の経験を生かし世界で活躍する選手に一刻も早くなってもらいたいと思っています。

 昨年は波形選手が接戦を制し優勝しましたが、今年は誰がチャンピョンの栄冠を手にするでしょうか?外国選手は別として、日本選手最上位で実力もある瀬間選手にチャンスが有ると思います。技術面、体格面については外国選手と遜色がありません、残るは精神面ではないでしょうか?上手くメンタル面をコントロールすることが出来れば良い結果を残すことが出来るでしょう。

 他の選手も調子を上げ勝ちながら波に乗れれば十分に可能性は有ると思います。注目したい選手は地元期待の石津選手です。一時低迷していましたが従来の状態にどこまで戻っているのか?もう1人は2年前に優勝した山外選手です。故障も有りランキングを下げていますが、予選から序々に調子を上げてくれば台風の目になるかもしれません。若手では小堀選手です。ワイルドカードからの出場ですが2014年全日本ジュニアのチャンピョンで、今年のインターハイでもシングルスで優勝しています。

 大人の国際大会でどの様なプレーをするのか、どこまで勝てるのか楽しみにしています。

 

 関東テニス協会 常務理事 森 清吉