大会4日目

本戦シングルス10試合、ダブルス5試合が行われました。

 ・秋田 vs 牛島
牛島はワイルドカードの出場。先日まで岐阜で行われていた全日本学生選手権で単・複優勝しています。
疲労が心配されましたが、秋田の強打に対し緩急を付けて返球。ミスを誘い6-26-2で完勝した。

・瀬間 vs ジャクシック(セルビア)
瀬間は第6シードのジャクシックとの対戦でしたが、両者強打の応酬となるも、終始攻め抜いた瀬間が第1セット7-5で取る。第2セットに入っても攻撃を続け相手を根負けさせて6-1で取り2回戦に進出。
今回、シードは付いていないが実力があるので今後が楽しみである。

・村松 vs 小関
攻守にバランスが良い松村は小関の攻撃を封じ完勝。小関は攻めている時は良いが、守りに難点があり守備力の向上が必要である。

・森崎 vs 川村
両選手共にワイルドカードの出場。森崎は大学生で昨日の全日本学生選手権でダブルスを優勝している。
川村は茨城県の高校生のNo.1です。
1セットは昨日までの大会の疲労の関係からか集中力を欠ける一面が見られ、川村に4-6で取られる。
第2セットは接戦となったが、実力上位の森崎が7-5で取りファイナルセットに入る。
ファイナルセットも接戦となったが5-5から森崎の攻めが厳しくなり2ゲームを連取し7-5で川村を下した。
川村は昨年よりかなり上達していた。

・リー(中国) vs 荒川
第1セットは荒川がリーの攻撃を良く拾い7-5で取る。
しかし第2セットに入り、予選からの疲れが出たのかフットワークが悪くなりボールも浅くなったところを攻撃され0-6で取られる。
ファイナルセットも同じ状態が続き反撃も出来ずに敗退。
荒川は体格も無いのでもっとスタミナを付けて守り抜けるだけの体力を付けてもらいたい。

・本玉 vs 今西
昨年ベスト4、今回の第3シードの今西は、本玉とのラリーにミスを連発し完敗した。本玉は予選から自分のプレーを貫いて良い結果を出している。

・佐藤 vs 華谷
3年連続のワイルドカードで出場の佐藤は予選勝ち上がりの華谷と。第1セット3-3までは良かったが、あとはミスの連続で敗れた。
佐藤がもっと進歩していると思ったが一昨年のプレーより質が低下している印象でした。膝の曲がりが浅いのでタメを作って打てず、本来の球の切れも無かった。
もう一度、原点に戻り練習の仕方、量、質、試合出場等考える必要があるでしょう。
華谷は予選からの好調を維持。一球一球に対して精魂を込めて打っているのを感じられた。

・鮎川 vs タムチャイワット(タイ)
セットオールで向かえたファイナルセットはタムチャイワットが4-1とリードするが、鮎川が反撃し挽回、5-4とリード、
キープすれば終わりだったがミスが出て
5-5、相手がミスを連発し6-5とリード、今度は慎重にプレーして相手の強打を封じて7-5で勝利した。

・岡村 vs ヤン(中国)
岡村は格下のヤンに対し、終始自分のペースを守り勝利した。

 

関東テニス協会 常務理事 森 清吉