○澤柳 vs 小堀
第2シードの小堀は澤柳のバックハンドを攻めてミスを誘い第1セットを取る。
第2セットに入ってからも終始リードし、そのまま押し切り勝利した。見たところでは小堀はあまり調子がよくなく、澤柳の凡ミスに助けられた試合であった。
澤柳は第1セットはバックハンドのミス、第2セットはフォアハンドと大事なところでのバックハンドミスが出たのが敗因でしょう。

 

○田中 vs 井上()
昨年も1回戦で対決。田中6-34-66-4で勝っている。 井上は積極的に攻めるも、田中の堅守を破ることが出来ず敗退した。
田中は昨年の大会でベスト4に残っており、相性が良いのでしょうか?今回は6-36-1のストレート勝ちでした。

 

ZHAN(中国) vs
第1シードのZHANに対して、宗は果敢に打ち合ったがZHANのパワーに最後はミスをさせられた。
第1セットはZHAN6-2、第2セットは接戦となり5-5となる。宗のサービスでジュースからフットフォールトでアドバンテージZHAN、次のサービスをダブルフォールトして5-6となる。6オールのアドバンテージを取るが、ZHANの強打でジュース、その後は2本連続で取られ万事休した。
惜しかったのは11ゲームのサービスゲームでした。

 

○美濃越 vs 加治
美濃越は昨年の336位から269位と順位を上げ第4シードです。昨年はベスト4に残った今西と2回戦で6-31-67-6()の接戦で負けています。今回はシードを守り上位に進出したいところです。
加治はセキショウ大会には初めての出場です。どの様なプレーをするのか興味がありました。
第1セットはお互いにワンブレークで3-3。美濃越のサービスで加治に15-40のブレークポイントがあったが取れず、美濃越4-3、加治のサービスをブレークし5-3。美濃越サービスでセットポイントを取れず、加治もブレークポイントを取るも取れずジュースを返したが、最後は加治のバックハンドに2本ミスが出て、美濃越6-3で取る。
2セットは加治が2-0とリードするが、3、5、7ゲームでダブルフォールトがあり、美濃越が連続で6ゲームを取り、ゲームセットとなる。
両選手は同じタイプで大事なポイントでフォアハンドが決められるか、ミスするかで勝敗がわかれた一戦でした。
加治は上位選手に対し、サービスゲームでダブルフォールトをしていては勝つチャンスはありません。一考を要する試合でした。

 

 

関東テニス協会 常務理事 森 清吉